2026年7月28日(火) 更新: 2026-07-28

AI TIMES

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AIモデル・API価格のニュース

GPT・Claude・Gemini・Kimi など新モデルの発表とAPI料金の改定を、各社の公式価格ページ・公式ブログと逐語照合して要約。価格は毎日再照合しています。転載はせず必ず出典リンクを付けます。

Hugging Face(公式リポジトリ) ・ 2026-07-28

Kimi K3の完全な重みが公開 — safetensors 96分割・約1,561GB、ライセンスは収益条項つきの独自版

Moonshot AI が予告していた Kimi K3 の重みが、公式の Hugging Face リポジトリで公開された(本紙が公式APIで機械確認。private・gated ともに false)。リポジトリの最終更新は2026-07-27 16:29 UTC=日本時間の7月28日1時29分で、米太平洋時間では予定日「7月27日」の午前にあたる。中身は safetensors 96分割・全118ファイル・blob合計約1,561GBの量子化済みチェックポイントで、config.json は画像も扱うマルチモーダル構成(93層・エキスパート896・コンテキスト1,048,576トークン=公式Pricingの表記と一致)。★ライセンスはMIT系の文面に収益条項を2つ足した独自の「Kimi K3 License」で、Model as a Service事業で連続12か月の売上が2,000万ドルを超える場合は商用利用前にMoonshotとの個別契約が必要、MAU1億人超などの商用製品ではUIに「Kimi K3」の表示義務がある=制限のないオープンソースではない。

TechCrunch ・ 2026-07-27

イリヤ・サツケバー氏のSafe Superintelligence、Nvidiaと長期提携 — 2年のステルスを経て次段階へ

OpenAI共同創業者のイリヤ・サツケバー氏が率いる Safe Superintelligence が、Nvidia との長期パートナーシップを発表した。設立から約2年、ほとんど情報を出さないステルス状態だった同社が、研究をスケールさせる次の段階に入る位置づけだという。製品を出していない研究段階の会社にとっても、計算資源の確保が動きの前提になっていることを示す。

Hugging Face 公式API(author=moonshotai の公開モデル一覧)/Kimi 公式Pricing ・ 2026-07-27

Kimi K3の完全な重み、公開予定日の7月27日中に現れず — 公式Hugging Faceの最新は「K2.7-Code」のまま(19:00 JST時点)

Moonshot AI が API ドキュメントで「7月27日までに公開予定」としていた Kimi K3 のフルウェイトは、期日当日の19:00 JST時点でも公式 Hugging Face(moonshotai)に現れていない。本紙が同組織のモデル一覧を Hugging Face の API で確認したところ、最新は2026年6月11日作成の Kimi-K2.7-Code のままで、K3 名義のリポジトリは1件も無かった(07:00 JST の確認時と変化なし)。K3を巡っては米政権が「AnthropicのFableからの大規模蒸留」と名指しし財務長官が制裁に言及しているが、公開が遅れている理由が技術的なものか外的な圧力かは、Moonshot から公表されていない。

TechCrunch(Tim Fernholz) ・ 2026-07-26

ロボットの学習データに「脳波」を混ぜる — Encordが独Zander Labsと試験、誤り・意図・驚きを教師信号に

AI学習データ企業のEncord(カリフォルニア州サンレアンドロ)が、独の神経科学スタートアップZander Labs製のヘッドセットで作業者の脳波を計測しながらロボット学習用データを集める試験を始めた。背景にあるのは「次の制約はモデルの構造ではなく現実世界の物理データの絶対量だ」という読みで、誤り・意図・驚きといった心的状態を推定してデータに付ける狙い。まず脳波タグ付きの初期データセットを作って顧客のロボットモデルに通し、実際に性能が上がるかを評価してから拡大を判断する段階だとしている。

TechCrunch ・ 2026-07-25

1本の電線の断線がAIデータセンターの弱点を露呈 — 電力網の乱れへの応答が課題

TechCrunchによると、米バージニア州北部で起きた送電線1本の断線という「ニアミス」が、AIデータセンターが電力網の乱れに対していかに拙く応答するかを露呈させた。記事は問題の所在と、それを是正するために何が要るかを整理している。★データセンターの増設ペースに対し、電力系統の安定に対する責任の設計が追いついていないという論点で、国内のデータセンター投資ラッシュにも直結する。

TechCrunch ・ 2026-07-24

リード・ホフマンとマーク・ピンカスの新AIラボ「Prentis」、1億ドル調達を交渉中

LinkedIn創業者リード・ホフマンとZynga創業者マーク・ピンカスが共同創業した新しいAIラボ「Prentis」が、1億ドル(約100億円規模)の資金調達を交渉していると報じられた。同ラボは、AI最大の用途はコーディングではなく「日常的なPC作業の自動化」がまもなく上回るという賭けに立つ。★モデルの賢さ競争ではなく用途の選び方で差をつけようとする、新しい系統のラボにあたる。

Anthropic(公式発表) ・ 2026-07-24

Anthropic、「Claude Opus 5」提供開始 — Fable 5の“半額”で、旧Opus 4.8とは同額の$5/$25

Anthropicは7月24日、新主力モデル Claude Opus 5(claude-opus-5)を全プラットフォームで提供開始した。料金は入力100万トークン$5・出力$25で前世代 Opus 4.8 と同額のまま、同社は「最上位 Fable 5 のフロンティア級の知能に近い」と位置づけ、Frontier-Bench v0.1 では Opus 4.8 の性能を2倍以上に伸ばしつつ1タスクあたりのコストは下がったとする。Claude Max の既定モデルになり、既定の約2.5倍速の Fast mode は基本料金の2倍。

TechCrunch ・ 2026-07-23

AMD、ラックスケールAIシステム「Helios」でNVIDIAに対抗 — 年内に顧客への出荷開始

AMDが、ラック単位でAI処理をまとめる新システム「Helios」を発表し、年内に顧客への出荷を始めるとTechCrunchが報じた。データセンター向けAIチップ市場でNVIDIAの優位に正面から挑む構えとなる。★AMDがAnthropicへ最大50億ドルを出資し最大2GW分の導入を発表した際の対象システムがこのHeliosで、出荷開始は当時の計画が実機の段階に入ったことを意味する。

TechCrunch(Alphabet 2026年第2四半期決算説明より) ・ 2026-07-23

Gemini の月間利用者が9億5,000万人超 — 1年で3倍、「10億人プロダクト」目前

Googleは2026年第2四半期の決算説明で、AIアシスタント Gemini の月間利用者が9億5,000万人を超え、1年前の3倍になったと述べた。2026年2月時点では7億5,000万人で、検索・Gmail・Drive・Android・YouTube・Chrome に続く「10億人プロダクト」に迫る(OpenAI の ChatGPT は6月に月間10億人到達)。ピチャイCEOは「Daily Brief やパーソナルエージェント Gemini Spark のような新機能が支持されている」とし、Q&A型のAIモードは利用者10億人を突破したとしている。

Microsoft AI (公式ブログ) ・ 2026-07-23

Microsoft、GitHub CopilotとExcelを自社モデル「MAI」へ切り替え — Excelの品質は「GPT-5.6と同等」

Microsoftは、GitHub CopilotとExcelでこれまで大きく高価なモデルが担ってきたタスクを、自社開発の小型モデル「MAI」へ移していると公式ブログで明かした。6月に投入したMAI-Code-1-Flashは、VS Codeでのコード採用率がGPT-5.4 MiniやClaude Haiku 4.5より約10%高く、トークン消費量の中央値は約10%少ないという。Excel向けに追加学習したモデルは「よく使われるタスクではGPT-5.6と同等」で、最新世代のアクセラレータを必要とせずNVIDIA H100/A100世代のGPUでも提供できるため展開コストが大きく下がるとしており、同社はCopilot Chat・Outlook・PowerPointにも同じ手法を広げている。

TechCrunch ・ 2026-07-23

Transformer専用チップのEtched、評価額103億ドルに — Sequoia主導で3億ドル調達、7か月で倍増

ハーバード中退の3人が2022年に創業したAIチップ企業Etchedが、Sequoia主導のシリーズCで3億ドルを調達し、評価額103億ドルに達した。昨年12月の50億ドルから約7か月で倍増で、同社によればSequoia主導のシリーズCとして過去最高の評価額。a16z・SK hynix・Jane Streetらも参加した。「特定のLLM専用チップ」という見方に対し同社は、DeepSeekやQwenのようなMoE型も、Mambaのような非Transformer系も動くと説明。先月には自社チップの製造成功と受注10億ドル分を公表済みで、Transformer特化という賭けが市場に認められつつある。

TechCrunch ・ 2026-07-22

Uber創業者カラニックのロボティクス企業「Atoms」が17億ドル調達 — a16z主導、Uber自身も出資

Travis Kalanick氏のロボティクス企業Atomsが、Andreessen Horowitz主導で17億ドルを調達した。Ben Horowitz氏が取締役に就き、Bain Capital・Fifth Wallに加えて、2017年に同氏をCEO退任に追い込んだUber自身もラウンドに参加した。AtomsはCloud Kitchensの事業の上に作られた持株会社で、3月に重工業自動化のPronto(Anthony Levandowski氏が率いる)を買収済み。同氏は「製造がCPU・不動産がストレージ・輸送がネットワークという“原子のコンピュータ”を作る」と述べ、ロボットの共通基盤(ホイールベース)を狙う。

AMD公式プレスリリース ・ 2026-07-22

AMD、Anthropicへ最大50億ドルの戦略出資 — 「Helios」を最大2GW導入、最初の1GWは2027年上半期

AMDとAnthropicは7月22日(現地時間)、戦略的提携を発表した。AnthropicはAMDのラックスケールシステム「Helios」(GPU「Instinct MI455X」+CPU「EPYC」(開発コード名Venice)+Pensandoネットワーキング+ROCm)を最大2ギガワット規模で導入し、最初の1GWは2027年上半期に展開を始める。AMDはAnthropicへ将来的に最大50億ドルの戦略的株式投資を行うことを確約。複数年のエンジニアリング協業も開始し、ClaudeでAMD Instinct向けワークロードの最適化とROCm開発を加速するほか、AMD自身も開発・製品部門にClaudeを広く採用する。★AnthropicはAWSのTrainium・GoogleのTPU・NVIDIAのGPUに続く計算基盤の多様化で、前日のAMD×Microsoft(Azure)発表と合わせて「NVIDIA一強」の外に大手の選択肢が増えた——モデル価格(AI相場)を決める計算コストの土台が動いている。

TechCrunch ・ 2026-07-22

Google Cloud売上が前年比82%増の248億ドル — 「巨額AI投資は回収できるのか」への決算の回答

Alphabetが7月22日(現地時間)発表した四半期決算で、Google Cloudの売上が前年同期比82%増の248億ドルとなり、アナリスト予想(224.6億ドル)を大きく上回った(TechCrunch報道)。けん引したのは企業向けAIソリューションとAIインフラの採用で、未消化の受注残は5,140億ドルに積み上がった。全体売上は24%増の1,198億ドル、Geminiアプリの月間利用者は9.5億人(2025年Q4時点の7.5億人から増加)。年間の設備投資は1,800億〜1,900億ドル規模の見込みで、ピチャイCEOは「需要の指標は強く、力学は1年前より健全だ」と回収に自信を示した。★「AI投資はバブルか」の論争に、クラウドの実売上の急伸という具体的な数字が返ってきた形。

TechCrunch(The Wall Street Journal報道を引用) ・ 2026-07-22

OpenAI、2030年までのインフラ投資を7,500億ドルへ — 年初見積もりから25%上積み、Stargateは停滞

OpenAIが2030年までのインフラ投資を7,500億ドルに引き上げると7月22日に表明した(WSJ報道をTechCrunchが伝えた)。年初の見積もりから約25%の上積みで、旗艦のStargateデータセンター計画が停滞して見える中での再加速となる。第1弾はジョージア州サバンナ北西の1,400エーカーに建てる200億ドル規模の拠点「Project Camellia」で、地域電力Georgia Powerから最低3.2ギガワットを引く(電力供給の開始は2028〜2032年)。★OpenAIはインフラ費と電力費を全額自社負担すると表明し、需要逼迫時には最大1ギガワット分の電力使用を抑えるとしている。

ITmedia AI+(米CNBCインタビューを引用) ・ 2026-07-22

OpenAI会長「オープンモデルは必ずしも安くない」 — 勝負を分けるのは学習効率でなく推論効率

OpenAIのブレット・テイラー会長が7月20日(現地時間)のCNBCインタビューで、中国発オープンウェイトモデルについて「必ずしも利用コストが安いわけではない」と述べた。Moonshot「Kimi K3」の評価を問われたもので、タスク完了に必要なトークン数を示す「トークン効率」ではフロンティアモデルがはるかに上であり、競争を分けるのは学習効率ではなく利用時の推論効率で米国勢が依然大きくリードしていると主張した。★単価(1トークンあたりの価格)と実コスト(タスク完了までの総トークン数)は別物という指摘で、AI相場を単価だけで比べる読み方への反論になっている。

Microsoft公式リリース(news.microsoft.com/source・逐語照合)/ ITmedia ・ 2026-07-21

MicrosoftとMistralが戦略的提携を拡大 — 欧州GPU基盤に数十億ドル、「完全オフライン」でも動くフロンティアAIへ

MicrosoftとフランスのMistralは7月21日、戦略的提携の大幅拡大を発表した。柱は3つ——①欧州のAIインフラ拡張に向けた新契約(Microsoftによる数十億ドル規模のコミットメント。Mistralが最新のNVIDIA Vera Rubin GPUを数千基規模で増強し、MicrosoftがそのGPU容量を自社のクラウド/AIサービス提供に活用する)②Mistral Medium 3.5とOCR 4のMicrosoft Foundry提供・Medium 3.5のCopilot Studio提供③Azure/Azure Localによる「クラウド/クラウド接続/完全オフライン」3形態での展開。★狙いは規制業界の「主権(sovereignty)」で、金融・製造・ヘルスケアなどデータと運用を自社管理下に置く必要がある顧客を想定する。MicrosoftのブラッドスミスCEO兼副会長は「欧州はデータや運用、デジタルの将来に対する管理を損なうことなく世界最高性能のAIを使えるべきだ」と述べ、2025年に発表したEuropean Digital Commitmentsの履行と位置づけた。両社の提携は2024年2月の複数年契約が起点で、今回はその拡大にあたる。

Google Cloud 公式価格表 / Google DeepMind モデルカード ・ 2026-07-21

Googleが新Gemini 3モデルを3本投入 — 主力「3.6 Flash」は出力$9→$7.5に値下げ、3.5 Proは出さず

Google DeepMindは7月21日、Gemini 3.6 Flash・Gemini 3.5 Flash-Lite・Gemini 3.5 Flash Cyber の3モデルを公開した(上位版の「3.5 Pro」は今回は出ていない)。主力の3.6 Flashは入力$1.50/出力$7.50(100万トークンあたり)で、入力は前世代3.5 Flashと同額のまま出力だけ$9.00から下がった。Googleは合わせてトークン消費が最大17%減ると説明しており、単価と使用量の両方でコストが下がる形になる。3.5 Flash-Liteは$0.30/$2.50で、前世代3.1 Flash-Lite($0.25/$1.50)より高いが、Google公表のコーディング評価SWE-Bench Pro(Public)では38.3%→54.2%と大きく上回る。3本目のFlash Cyberはセキュリティ脆弱性の発見・修正に特化した派生モデルで、政府機関と一部パートナー限定の先行提供プログラムとして出される(TechCrunch)。★意義=Flash帯は「安さで選ぶ層」の激戦区で、同じ入力単価なら3.6 Flashの方が安いため3.5 Flashを積極的に選ぶ理由はほぼ無くなった。一方Flash-Liteは新しい方が高いので、最安が要るなら3.1、性能が要るなら3.5と用途で割れる — 「新しい=安い」が常に成り立たない例。価格はVertex価格表とDeepMindモデルカードの2ソースで一致を確認した。

AMD公式リリース / Microsoft公式ブログ ・ 2026-07-20

AMDとMicrosoftが戦略的提携を拡大 — AIラック「Helios」をAzureへ大規模導入、フロンティアモデルの推論基盤に

AMDは7月20日(現地)、Microsoftとの提携をGPU・CPU・ネットワーク・ソフトウェアにまたがる形で拡大すると発表。中核はラックスケールAIシステム「AMD Helios」(GPU「Instinct MI455X」+第6世代EPYC「Venice」+Pensandoネットワーク+ROCmを一体化)のAzureへの大規模導入で、Microsoft自社・AI顧客・Azure AIサービスのフロンティアモデル推論に使い、出荷は2026年後半に開始予定。Microsoft公式ブログによると新VM3系統(データ処理HDv2/半導体設計EDAのHXv2/AI推論ND MI455X v7)として展開し、ネットワーク層でもPensando DPU導入拡大とAzure Boost統合を進める。★AI推論インフラでNvidia一強への「もう一つの選択肢」が最大級クラウドの正式ラインアップに入った確定契約 — 前日報道のGoogle自社チップ「Frozen v2」と合わせ、推論の電力・コスト競争(AI相場に直結)が加速する。

TechCrunch ・ 2026-07-20

Googleが新AIチップ「Frozen v2」開発と報道 — Geminiの設計をシリコンに直接組み込み、電力効率6〜10倍を狙う

The Information(2026年7月20日・事情を直接知る2人の情報源)によると、AlphabetはGeminiの設計をチップに直接統合する新サーバーチップ「Frozen v2」(社内呼称)を開発中で、2028年の投入を予定。電力あたりのトークン生成量で既存の自社AIチップ比6〜10倍の効率になり得るという。GoogleはTechCrunchに対し確認も否定もせず「ハードとソフトをゼロから共同設計するフルスタック方針の中核」とコメントし、報道を受け株価は月曜朝に約3%上昇した(CNBC)。★数値・時期はいずれも匿名情報源ベースで未確認 — だが6月のOpenAI初の自社チップ「Jalapeño」、7月のAnthropic×Samsung交渉報道(いずれもTechCrunch)に続く自社チップ競争の加速で、推論コスト(AI相場)の下押しとNvidia依存脱却の文脈に直結する。

The Verge ・ 2026-07-20

Alibabaが「Qwen3.8」をプレビュー発表 — “Fable 5に次ぐ”を主張、Kimi K3(7/27ウェイト公開予定)と中国2連発

The Verge(2026年7月20日)によると、Alibabaは2.4兆パラメータの新モデル「Qwen3.8」のプレビューを公開し、「現在利用できる最も強力なモデルの一つ」でAnthropicの最上位「Claude Fable 5」に次ぐ性能だと主張した(近くオープンウェイト公開予定)。先行して正式発表された中国Moonshotの「Kimi K3」は2.8兆パラメータで同社は“世界最大のオープンソースAI”と説明(自社評価で上位はOpenAIのGPT-5.6 SolとFable 5のみ)、7月27日に全ウェイトを公開予定。★性能の主張はいずれも自社評価で独立検証はこれから — だが無料でダウンロードできるフロンティア級が2本並べば、API価格(AI相場)への下押しに直結する。【追記・2026年7月23日】K3のモデルウェイトは7月23日時点で未公開 — Hugging Faceの公式組織(moonshotai)とGitHub(MoonshotAI)にK3のモデル・リポジトリは存在しないことを当サイトが確認した(掲載中の最新はKimi K2.7-Code)。「公開済み」とする報道はホスト提供(API/アプリ)のK3を指すとみられ、ウェイト公開は予定どおりなら7月27日。

ITmedia NEWS ・ 2026-07-18

Anthropic、最上位「Claude Fable 5」を7/20から有料プランの標準機能に — Max・Team Premiumは利用枠の50%まで追加費用なし

Anthropicは7月17日(現地時間)、最上位AIモデル「Claude Fable 5」を7月20日から「Max」「Team Premium」の標準機能にすると発表した。両プランは利用上限の50%までを追加費用なしで使え、「Pro」「Team Standard」は月額料金とは別に課金される『使用クレジット』(従量課金)扱いで、対象ユーザーに100ドル分のクレジットを1回限り付与する。Fable 5は6月9日公開の“Mythosクラス”で、輸出規制による提供停止を経て7月1日に再開後、無償で使える期限を7日→12日→19日と2度延長してきたが、その期限直前に無償提供をプラン階層による恒常的な線引きへ改めた形。★最上位モデルを『いくらで・どのプランで使えるか』という“AI相場”の生々しい一例で、延長中にはOpenAIのGPT-5.6一般提供・中国MoonshotのKimi K3公開も重なり最上位競争が激化している(ITmedia/2026年7月18日)。

TechCrunch ・ 2026-07-17

Databricks、評価額$1,880億に到達 — 開示ベンチで中国オープンモデルGLM 5.2が商用より低コストと結論

データ/AI基盤のDatabricksが、Coatue主導の新ラウンドで評価額$1,880億に到達したと発表した(調達額は非開示・他社報道では約$30億)。2026年2月の$1,340億(Series L)から5か月での急伸で、2024年12月は$620億だった。★同時にCEO Ali Ghodsiが公開した社内ベンチ(自社エンジニア3,000人の実タスク)では、中国発オープンウェイトのGLM 5.2が最難関のコーディングもこなし、Anthropic・OpenAIの商用モデルより総コストが安いと結論。さらにモデルを包む『ハーネス』(Codex・Claude Code等のエージェント型ツール)の選択もコストを同等に左右し、オープンソースのPiが低コストだったという(TechCrunch/2026年7月17日)。

TechCrunch ・ 2026-07-17

AIデータセンターのメモリ争奪でインドのスマホ市場が失速 — 4-6月出荷10%減、6年ぶりの落ち込み

半導体大手のSamsung・SK Hynix・Micronが、AIアクセラレータ向けで利益率の高いHBM(広帯域メモリ)へ生産能力を振り向けた結果、スマホやPC向けの汎用メモリが品薄・値上がりし、端末価格を押し上げている。世界2位のスマホ市場インドでは2026年4-6月の出荷が前年比10%減(Counterpoint調べ)と6年ぶりの大きな落ち込みで、市場の約6割を占める₹20,000(約$210)未満の廉価帯が最も打撃を受け、買い替えサイクルは約3.5年から4年へ延びた。★AI相場の裏側で、データセンターのメモリ争奪が世界の民生機器のコストにまで波及し始めた一例。

ITmedia AI+ ・ 2026-07-17

「スマホで動く」初の27BクラスLLM「Bonsai 27B」登場 — 1-bit量子化で3.9GB、iPhoneで実行可能

ITmedia(2026年7月17日)によると、米カリフォルニア工科大学発のPrismMLは7月15日(現地時間)、スマートフォン上で動作する初の27BクラスをうたうLLM「Bonsai 27B」を発表した。「Qwen3.6 27B」ベースのマルチモーダル対応で、商用可のApache 2.0オープンソース。重みを−1/+1の2値にした1-bit版は3.9GBでフル精度の90%、3値のTernary版(5.9GB・ノートPC向け)は95%の性能を15ベンチマークで維持したとする。★27Bクラスは4ビット量子化でも約18GB必要でスマホには載らなかった — 端末内で動くAIの水準が一段上がる。

Kimi API Platform(公式Pricing / 技術ブログ) ・ 2026-07-16

Kimi K3 のAPI価格は入力$3・出力$15 — 2.8兆パラメータで、重みは7月27日までに公開予定

Moonshot AI の公式価格ページによると、フラッグシップの kimi-k3 は100万トークンあたり入力$3.00(キャッシュヒット時$0.30)・出力$15.00、コンテキストは1,048,576トークン。公式技術ブログは同モデルを「2.8兆パラメータに達した初のオープンソースモデル」とし、完全な重みを2026年7月27日までに公開すると明記している。★米政権が「AnthropicのFableを蒸留した」と名指しし規制論争の火種になっているモデルが、Claude Sonnet 5 の標準価格とまったく同じ$3/$15で提供される点が相場の焦点(AI相場表にも追加した)。

TechCrunch ・ 2026-07-16

中国Moonshotの次期「Kimi K3」、Opus 4.8と同等以上の性能とFT報道 — 中国最大2〜3兆パラメータのオープンウェイト

TechCrunch(2026年7月16日)によると、英Financial Timesは中国Moonshot AIの次期モデル「Kimi K3」がAnthropicのOpus 4.8と同等かそれを上回る性能になると関係者の話として報じた。パラメータ数は2兆〜3兆で中国発では最大のオープンウェイトモデルとなり、「数日内」に公開見込み。Moonshotは評価額315億ドルとなる資金調達も進めているという。★公開前のリーク段階の情報だが、オープンウェイトがフロンティアに追いつく速度はAPI価格競争(AI相場)に直結する。

Anthropic(公式Pricing) ・ 2026-07-15

Claude Sonnet 5、8/31まで導入価格 入力$2・出力$10 — 9/1から標準の$3・$15へ

Anthropicの公式価格ページによると、Claude Sonnet 5 は100万トークンあたり入力$2・出力$10の導入価格が2026年8月31日まで有効で、9月1日以降は標準価格の入力$3・出力$15に切り替わる(同ページ原文: introductory pricing of $2/$10 … through August 31, 2026, after which the standard pricing of $3/$15)。ただし同ページは Sonnet 5 が新しいトークナイザーを採用し『同じ文章でも約30%多くトークンを生成する』と明記しており、単価が下がっても実コストは表示ほど下がらない点に注意(Sonnet 4.6以前は旧トークナイザー)。

ITmedia AI+ ・ 2026-07-15

OpenAI、「GPT-5.6」の感想をXに投稿で100ドル分クレジット — 先着1万人・Anthropicを意識

OpenAIが最新モデル「GPT-5.6」の感想や生成物をXに投稿した有料プラン(Go/Plus/Pro)ユーザーへ、ChatGPTで使える100ドル分のクレジットを先着1万人に配るキャンペーンを始めた。幹部ティボ・ソティオ氏が7月15日にXで告知し、「Claudeの解約画面を送ればCodexを1カ月無料に」というユーザー投稿を引用するなどAnthropicとの競争を強く意識。特設サイトはChatGPTの新機能「Sites」で作られ同機能の宣伝も兼ねる。なぜ重要か: モデル競争が性能・価格だけでなく“利用者の囲い込み”施策にまで及び始めた(ITmedia AI+、2026年7月15日)。

ITmedia AI+ ・ 2026-07-15

OpenAI、自動レッドチームAI「GPT-Red」発表 — 未知シナリオの攻撃成功率84%(人間の専門家は13%)

OpenAIは7月15日(現地時間)、自社モデルの弱点を自動で探すレッドチーミング専用モデル「GPT-Red」を発表した。自己対戦型の強化学習で攻撃側と防御側を同時に訓練し、未知シナリオの間接プロンプトインジェクションでは人間の専門家の成功率13%に対し84%で攻撃に成功。この攻撃データで敵対的訓練した「GPT-5.6 Sol」は、最難関ベンチマークの失敗率を4カ月前の最良モデルの6分の1に減らした。GPT-Red自体は悪用防止のため社内専用とする(ITmedia AI+)。

ITmedia AI+ ・ 2026-07-15

Thinking Machines、初のAIモデル「Inkling」公開 — 総パラメータ9750億のオープンウェイト、Apache 2.0で全公開

元OpenAI CTOミラ・ムラティ氏のThinking Machines Labが7月15日(現地時間)、初のAIモデル「Inkling」を発表した。テキスト・画像・音声を入力できる総パラメータ9750億(アクティブ410億)のMoE型で、最大100万トークン対応・45兆トークンで事前学習し、Apache 2.0で全ウェイトをHugging Faceに公開。同社は「現在利用できる最強のモデルではない」と明言し、自社のファインチューニング基盤Tinker(期間限定50%割引)で「自分のものにできる」カスタマイズ前提の基盤と位置づけ、軽量版Inkling-Small(総2760億・アクティブ120億)のプレビューも公開した。★フロンティア性能の競争から降り、「カスタマイズできるオープンウェイト」に賭ける初の大型参入。

MONOist(NEC 2026年7月14日発表) ・ 2026-07-14

NEC、スマホ映像から最短1分で高精細3Dモデル — ガウシアンスプラッティング+独自AIで生成時間を10分の1に

NECは2026年7月14日、スマートフォンなど汎用カメラで撮影した映像から高精細な3Dモデルを最短1分ほどで生成する技術を開発したと発表した。粒の集合で空間を表す「ガウシアンスプラッティング」に独自AIを組み合わせ、見た目が複雑な部分は粒を高密度に・単調な部分は間引くことで、従来のガウシアンスプラッティングと比べて生成時間を10分の1に短縮したという。映像に写り込んだ作業員や一時的な物体を自動で検出・除去して周囲の映像から背景を補完するため、稼働を止めずに撮影できるのが実務上の要点。慶應AIセンターとの共同研究で、2027年度中の実用化を目指す。

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